大河「なんかパッとしないわね…」
竜児「おまえが選んだんだろ?でも他にも単品で買った花火があるし、十分だろ?」
大河「あ」
竜児「どうした?」
大河「蚊…刺された。さすが河川敷…」
竜児「ほら、かゆみ止め。あと虫除けスプレーかけなおしとけ。」
大河「うう…かゆい…」
竜児「我慢しろよ?…よし火がついたな、始めようぜ。煙で蚊もひいていくさ」


大河「きれ〜…」
竜児「2本持ちか。定番だな。じゃあ俺は…お、パラシュート…懐かしいな」
大河「…」
竜児「おい、石を構えるな」


大河「りゅ〜じぃ〜!いくわよ〜!」
竜児「…って、それ持つやつじゃな…おう!ちょ…やめ、狙うな〜!」
大河「あと15発よ!」
竜児「だああああああぁ!大河!覚えてろよ!」
大河「あははははは!竜児最高!あははははは!」
竜児「はあはあ…畜生、やりやがったな?じゃあ俺からのプレゼント、だ。(ポイ」
大河「えっ?…ヒャーーー!」
竜児「やっぱトンボとヘビだよな〜。お〜、逃げてる逃げてる」



大河「あれ?もうないんだ?」
竜児「あとは線香花火だけ。これまた定番だな」


竜児「……」
大河「……切ないわね」
竜児「それがこいつの良さだろ?夏の締めくくりって感じで…まだまだ真夏だが」
大河「ねえ竜児…また来年…」
竜児「おう、また来年もな」


お盆も終わるとある1日




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