「櫛枝実乃梨の〜恋のヒントコーナー!!なんと番外編出張バージョンなり〜」
一人、実乃梨はテンション高めにステージに立つ。
横には本編に使われた垂れ幕がすでにぶら下がっていた。
『英六五八頭文字(えいろくごはちかしらもじ)』
「さてさて、コレの意味がわからない、なんて困ったちゃんを救済するヒントコーナーだよ〜。これはね……暗号なんだ!!」
大げさにバン!!と垂れ幕に手のひらを叩きつけ、むふー!!と鼻息を荒くする。
「実はだねぇ、これは近い将来?の二人が行う(決定事項?)人類が重ねてきた歴史について書かれているのだよ、うん。ああ、山田君、例の物を」
「誰が山田君だっちゅーの!!何か間違ってない!?私出番少なすぎじゃない!?ねぇ亜美ちゃんに日の光を当てるべきじゃない!?このままじゃ日照不足で高須君家になっちゃうよぅ」
「残念だがあーみん。ここではそれは無理なのだ。今こうやって奴等がいない間にださせてもらってるだけでありがたいと思わなきゃ」
「亜美ちゃんやってらんなーい!!で、このボイスレコーダーをどうするの?」
「うむ、スイッチオン!!」
『心配するな高須君、真実は、いや真は君と大河と共にある。私が言えるのは『最初はアルファベット、次は数字で次は行数、最後は文字数』ということだけさ』
「コレは何?実乃梨ちゃん?」
「あーみん、今の私は『真』の伝道師みのりーぬだ!!これは私がA−7(>>221)で言った重要ヒントなのだ」
「?亜美ちゃんさっぱりわかんない」
「ふっふっふっ。これはねあーみん。この垂れ幕と連動してるのだ!!」
「垂れ幕?……えいろく「ストップ!!」……何よ、もぅ」
「いや、悪いねあーみん。それは口にだしちゃあいけないのだよ。言えることは、漢字一文字に対して、一ヒントということだけ」
「?じゃあ『英』がアルファベット?えい……A?次は六……数字で6?「ストーーップ!!」……ちっ」
「これ以上は御法度!!さぁ、真の平行根を見てないキミ、もしいたら、謎を解いて大河と高須君に会おう!!」
「えー?亜美ちゃんA−2だけでいい〜」
「あーみん……bye……」
実乃梨の顔がふっと暗くなり、
「へっ?……きゃあああぁぁっぁぁっぁぁぁぁあああああ?」
突然床に穴が開き、川嶋亜美が落ちていく。
いわゆる竜虎補正、荒し排除という奴だ(大げさ)
「じゃ、オチもついたところで、また次作(本当にあるのか不明)で!!」
終わ……?、先程の穴からにゅっと手が伸び……、
「亜美ちゃんぜぇーーったい納得できな……きゃああぁぁっぁあああああ!!?!?!?!??」
何かに引っ張られるようにしてまた落ちた。
心なしか長い茶髪で白く細く小さい体が見えた気がす(バキッ!!ぐふっ!?)……気にしてはいけない。
「あーみん……」
この実乃梨の呟きが本当に今回の最後の言葉と……「うおりゃばかちー!!「ちょっ!?タイ」問答無用だぁ!!」…………なった。


とらどらシュミレーションゲーム2おわり




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